土佐の山奥で育まれる「幻のお茶」
生産家が、たったの一戸のみとなってしまったことも
土佐の山奥で育まれる「幻のお茶」、碁石茶。
江戸の後期に記述があり、古くからの産品であることがうかがえるが、
昭和後半には生産家が、たったの一戸となってしまう。
一度は技術も味も消えかかったが、伝承を続けるために守り続けている。
そうはいっても、お聞きしましたら現在の作り手は6戸ほどだそうで、、、
希少なお茶です。
すべてを昔ながらの製法でつくり続けています。
今の時代もハンドメイド。そこがカッコイイ。
原料はヤマチャとヤブキタ。
ヤマチャとは、もともと山に自生している野性味あふれる自然の恵み。
チャの樹からつくられた「お茶」です。
しかしながら、私たちが通常飲む「お茶」とは風味も形も全然違う。
原料は「チャ」ですが、作る工程がまったく違います。
日本に現存する唯一の微生物発酵茶。
昔の人々の知恵を宿す、神秘的なお茶をぜひ飲んでみてください。
茶園で丹念に育て、6月中旬から7月中旬、肉厚に成長したチャの葉を枝ごとバッサリと刈り取ります。
枝付きの茶葉を大型の桶で蒸します。
蒸したあとに、枝を取り払い、むしろを敷いた土間に50~70cmの高さに積み上げ、数日間放置。
すると土間に住むカビがはたらき茶葉が発酵する。
(茶葉の自力発酵が紅茶。こちらは、お漬物のようにカビをはたらかせて発酵させます)
そのあとに、茶葉をふたたび桶に漬け込み、フタに重石をのせて数週間漬け込みます。
この2回目の発酵により、乳酸が増加する。

漬け込みが終われば、茶葉をおよそ3cm角に包丁で切断。
最後に真夏の暑い日を選んで天日干しにします。
完全に乾燥させて、保存性を高めます。

広げて干した様子が碁盤に碁石を並べた形に似ていることから「碁石茶」と呼ばれるそうです。
うまく発酵させて酸味を出し、絶対に雨に濡らさないように気を配り、
完全に乾くように気を配る。
写真を見るとわかるように、本当に昔ながらのハンドメイドで作られています。
蒸す、寝かす、漬ける、切る、干す、と独自の工程を経て作られるお茶は、高知県大豊町に伝わる碁石茶のみで他に類がありません。
美は腸から。
お茶として飲むことで、植物性乳酸菌がとれる
約60日間もかけてつくられる「碁石茶」には、身体に良いとされる植物性乳酸菌がたっぷり。
その量は世界的に有名なプアール茶の20倍以上というから驚きです。
しかも植物性乳酸菌は動物性より強く、体内で他の微生物に負けずに働くことが明らかになっています。もちろん、完全無添加。
美肌も健康も「腸」が大切といわれます。
植物性乳酸菌が手軽にとれるのは、女性にとって嬉しいですね。
※碁石茶に植物性乳酸菌が含まれることは、日本食品科学工芸会などで発表されています。
味は、少し酸味があります。
熱湯で淹れてから、冷まして飲むと飲みやすい。