まずはお気に入りの茶碗を用意しよう
茶道、作法とは別に、もっと抹茶をおうちでも楽しもう!
スーパーフードとして海外でも大人気の抹茶。
あなたの心が静かに平穏になり、潤います。
悩ましい「抹茶碗」選び。
最初から高価すぎるのも気を遣うし、かといっていかにも安っぽいのも嫌。
柄なくシンプル。
おしゃれ。
季節感も問わない。
萩焼特有の趣があり、優しい色合い。
茶碗の形は浅すぎず、深すぎず、茶筅をシャカシャカ振りやすい。
ビギナーさんにも抹茶を点てやすくしてくれる。
山口県でつくられた萩焼の抹茶碗です。
古くから茶人に珍重されてきた萩焼は、やわらかで素朴な風合いが特徴。
同時に気品と風格も漂います。
萩焼は使えば使うほどに、質感の味わい深さが出てきます。
その色、つやが時間とともに微妙に変化して何ともいえない風情をかもし出します。
茶人の間では、この変化を珍重して「萩の七化け」と称されます。
お茶とともに茶器を「使いこむ」楽しさも、同時に味わっていってくださいね。
普段のお手入れについて
萩焼は土を生かした陶器であり、焼成温度が低いので、焼き締まりが少なく浸透性があります。
そのため、使うにつれて茶渋等がしみ込んで、色調が変化します。
これが世に言われる「萩の七化け」であり、萩焼の魅力となっています。
【萩焼は必ずやってほしい】◆はじめてつかうとき、新品のお手入れ◆
熱湯での煮沸は避けて、大きい鍋に水をいれ、茶碗を一晩(半日でもOK)水に浸します。
最初は一時的に模様が濃く目立つようになりますが乾かすと元に戻ります。
一晩水に浸したあとは、よく乾かしてお使いください。
【この作業は、なぜ行うのか??】
・包装材のほこりやにおいを取り除くため
・焼き締まりが少ない陶器の中でも粗い土のものは、汚れやにおいをつきにくくしたり水漏れを防いだりするため
【目止めじゃなくてOK??】
・米の研ぎ汁や溶いた片栗粉で煮沸する「目止め」という方法もありますが、
煮沸の温度差でヒビがはいったり、でんぷん質が逆にカビを誘発したり、という説もあり、
初心者さんには難しいかな・・・と思います。
なので、「水に浸す」でOKです。(私は、いつもこの方法でやってます)
◆普段のお手入れ◆
使い終わったら、洗剤は使用せずに柔らかいスポンジなどで洗います。
よく乾かしてください。
水気が残っていると、カビの原因になることがあります。特に萩焼は、水気を吸収しやすいため、完全に乾燥させてから、収納するようにしてください。
食洗機は使用できません。
漂白剤の使用はできません。
ちょっと面倒?と思われるかもしれませんが、
「すぐ洗う」「よく乾かす」を心がけたら大丈夫。そんなに面倒ではありませんよ。