八女茶とは?
八女茶(やめちゃ)とは、福岡県八女市を中心に生産されるお茶の総称。
玉露の生産量は全国で第1位を誇ります。
高級煎茶の産地としても名高い産地です。
本品は、八女市のなかでも奥八女と呼ばれる星野村の深蒸し煎茶です。
ひとことで、「八女茶」と言っても「味」も「香り」も「水色(すいしょく)」も違います。
茶園や茶師が違うから、育つ場所の微妙な違いがあり、また茶樹の育て方や管理の仕方、茶の仕上げ方などの違いがあり、お茶の個性に変わります。
忘れがちですが、もともとはお茶は緑色の葉っぱ、つまり農産物なのです。
第一印象は、やわらかで、あたたかみある
最初に湯呑を近づけると、かすかに香ばしく、やわらかで陽だまりのような暖かな匂いを感じます。
味わいは、やさしくマイルド。
熱く入れても、渋みは弱く、口当たりはサラリとしていて、お茶の甘みがあります。
のど越しは軽めながらも、ふくよかな甘みと奥行きのある複雑味があり飲み応えは十分。
濃くて渋いお茶が苦手な方にも、おすすめしたいお茶です。
注いだ湯呑のお茶が少し冷めてくると、一層甘みあるやさしい味わいになります。
味の変化もお楽しみください。
茶葉の形状・・・深蒸し仕上げ
水色(すいしょく※1)・・・黄緑色
甘み ★★★
渋み ★
旨み ★★
焙煎度合※2 ★★★
※1 すいしょくとは、急須から湯呑に注いだときの液体になったお茶の色のこと。
※2 わかりやすく焙煎度合としていますが、火香のこと。火香とは、茶の仕上げ工程で火(加熱)を入れながら乾燥させるときに生じる香気のこと。
ひとり分をおいしく淹れたい
浸出時間は短くても、しっかり味が出ます。
急須をゆっくりと2~3回おじぎさせるように小分けにして注いでみてください。
★茶葉:大さじスプーンに半分(約4g)
煎茶椀1杯 60ccくらいの湯量に対して。
★お湯の温度:80℃
★浸出時間:約20秒
2~3人分をおいしく淹れたい
★茶葉:大さじスプーンに軽く1杯分(約8g)
200~250ccくらいの湯量に対して。
★お湯の温度:80℃
★浸出時間:約20秒
お湯の温度の調整方法
沸騰したお湯を湯冷まし(なければマグカップなどでもOK)にとり、
湯冷ましの湯を急須に注ぎます。
この一行程でお湯の温度が約10度下がります。
急須のフタをして、待ってから、
静かに湯呑にそそぎわけます。
いっきに注がずに、急須をゆっくりと2~3回おじぎさせるように小分けに注ぐと、徐々に濃さを出すことができます。
必ず、最後の一滴まで注ぎ切りましょう。
【二煎目もおいしくいただけます】
二煎目からは、やや熱めの湯(80~90度)を急須にいれて、待たずにすぐに注いでください。
お茶の甘みとか渋みとかがイマイチ良く分からない人という人がいます。
でも、それはそれでOKです。
言葉で伝えるために、文章にしていますが、飲んで判断です。
お茶は「自分好み」「おいしい」、それが一番です。
いろんな種類を飲んでみたいから「100gだと多すぎる」というお声をいただき、当店では茶葉は、ハーフサイズの50gで販売しております。
一人分をいれるのであれば、約10回分。
二煎目も飲めますので十分にお楽しみいただけます。
おいしいお茶を飲んでリラックスしたい働き女子の皆様へ。
このお茶は、こんなときにおすすめです
1日の終わりのリラックスタイムに
やさしい気持ちを取り戻したいときに
食事中のお茶として
和菓子と合わせて至福のご褒美タイムに
大切な人へのおもてなしに
おすすめペアリング
餡子の和菓子・フィナンシェなどの焼き菓子